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MARKETING & CREATE / MORIOKA, JAPAN

Date
2025.Oct.
Client
㈱十文字チキンカンパニー
Scope
Consulting / Research
Category
Web課題診断
Website
https://www.chicken.co.jp/
伝える軸を明確にするWeb診断

Project Overview

プロジェクト概要

株式会社十文字チキンカンパニー様のコーポレートサイトを対象に、ブランド体験・情報設計・技術基盤を総合的に診断する「Web課題診断レポート」を作成しました。
現状サイトの分析、競合比較、ブランディング方針、UI/UX・モバイル最適化、情報アーキテクチャ、CMS設計、スケジュール・予算案までを一連のレポートとして整理し、今後のサイトリニューアルの土台となる計画を言語化しています。

Approach

取り組み

診断の軸としたのは、「ブランドパーパスを読むのではなく、体験として感じてもらえるサイトへ」という方向性です。
まず、地域スポーツ支援やバイオマス発電など、十文字チキンカンパニー様が持つCSR・環境配慮・生産体制といったブランド資産を棚卸しし、Web上での見せ方のギャップを整理しました。

そのうえで、プライフーズ・全農チキンフーズといった同業他社サイトを比較し、華やかすぎず堅すぎない「清潔感と温度感のある中間トーン」を目指すべきポジションとして定義。ホワイトをベースにグリーンをキーカラーとしたビジュアル戦略を提案しました。

さらに、HEROエリアで3秒以内に「食の安全/環境配慮/地域循環」が伝わる構成、スマートフォン利用を前提とした1画面1メッセージのモバイルUI、一貫製造・品質保証・地域循環を自然に回遊できる情報設計(サイトマップ・導線設計)を設計。
技術面では、WordPress最新版を前提としたテーマ構成、高速化・セキュリティ・更新運用を含めたCMS設計案を提示しています。

十文字チキンカンパニー様のWebサイトでは、環境配慮や一貫製造体制、地域貢献といった豊富なブランド資産が十分に伝わっていない点を課題と捉えました。
診断では、「パーパスを読むサイト」から「パーパスを体験するサイト」への転換をテーマに、ホワイト×グリーンを基調とした中間トーンのブランディング、動画を活用したHERO表現、モバイルファーストのUI設計、情報アーキテクチャとCMS構成案を整理。今後のリニューアルに向けた具体的なロードマップとして「Web課題診断レポート」をご提案しています。

Voice

お客様の声

Web課題診断では、当社の現状を丁寧に汲み取っていただきながら、 これまで気付けていなかった強みや改善の方向性を明確に言語化していただきました。 打ち合わせを進めるごとに、自社のブランドがどのように見られているべきか、 そしてWeb上でどう表現すべきかが整理され、非常に学びの多い時間となりました。

特に、ブランドパーパスを「読む」だけではなく「体験として伝える」というご提案は、 社内でも新しい視点として共有され、大きな気づきを得るきっかけとなりました。 モバイル最適化や動画活用など、実務に直結する具体的な示唆も多く、 今後のリニューアルを検討する上で大変参考になりました。

㈱十文字チキンカンパニー
人事部 十文字 開紀

Next

次のフェーズ

今回のWeb課題診断により、十文字チキンカンパニー様がこれまで培ってきた「環境配慮」「一貫製造」「地域貢献」といった価値を、Web上でどのようなトーン・構造・体験で表現すべきかが具体化されました。
また、サイトマップや導線設計、モバイルUI、CMS構成までを含めて整理したことで、今後のリニューアルプロジェクトをスムーズに進行するための共通認識が社内で持てる状態になっています。

次のステップとしては、診断レポートをベースにした情報設計(ワイヤーフレーム)の具体化、ホワイト×グリーンを軸としたデザイン方向性の確定、HERO動画を含むビジュアル制作・撮影計画へと進んでいきます。
公開目標である2026年4月に向けて、ブランドパーパスを体験として感じられるコーポレートサイトへのリニューアルを推進していきます。