WordPressを使えば、初心者WEB担当者でもさまざまな機能を搭載したホームページが制作できます。自由度が高いこともあり、カスタマイズを楽しみにしている人もいると思います。
でもその反面、WEBサイトの表示速度が落ち、読み込みが遅くなってしまっていることに気付かないケースも…。ウェブサイト表示速度が遅いとユーザーの離脱にも繋がります。どうしたらWordPressの表示速度を落とすことなくできるのでしょうか。
WordPressを高速化させる必要性とは?
WordPressの表示速度をあげ、高速化といわれても「そこまで必要なもの?」と思っている人もいるのではないでしょうか。そこまで「高速化」にこだわらなくても…と思っている人もいるかもしれません。WordPressの表示速度を高速化することで、2つの大きなメリットがあります。
ユーザビリティの向上
1つ目は「ユーザビリティの向上」です。例えば検索エンジンでキーワードを入力し検索したときに、サイトの表示に時間がかかった経験はありませんか。このホームページ気になるな…と思っても、あまりに表示速度が遅いと、そのページを開くのを諦めてしまうことも。
別に表示されたサイトに移動してしまい、二度と開くことはありません。表示速度が遅いとユーザーに大きなストレスを感じさせてしまいます。ユーザーがイライラしない表示速度は、「1秒未満」だといわれています。
SEO効果
2つ目は「SEOにも影響する」ことです。Googleが提示している「10の真実」のなかでも「遅いよりは速いほうがいい」と述べています。実際に高速化しているウェブサイトなのかどうかでランキングを決める要素の一つとしています。
WEB担当者の多くはユーザーを増やすためにも、SEO対策に力を入れている人も多いと思います。表示速度が遅いと離脱させ、ホームページに訪問してもらえなくなってしまうのです。
ホームページの表示速度はどうやって確認する?
まずは今の表示速度がどの程度のものになるのか確認しなくてはいけません。表示速度を確認するツールがありますので、使い方さえ覚えれば簡単に測れるようになります。
Googleが提供している「Google Analytics」は、WEBサイトの分析には欠かせないツールとしても知られています。そのため、WEB担当者でも実際に活用している人が多いと思います。さまざまな分析ができるのですが、そのなかの一つに速度表示のチェックもあります。ユーザー環境をもとにした、デバイスごとの分析やブラウザごとの分析などもできます。同改善したらいいのかが、はっきりと数値で確認できるのも役に立ちますね。
より細かくスコア化された表示速度を確認したいのであれば「Page Speed Insights」を使うのもおすすめです。URLを入力するだけで簡単に利用できることもあり、「最近、ホームページの表示速度が落ちてきたな」と感じたときにすぐに確認できます。初心者でも使いこなしやすいので、使い方を覚えておいて損はありませんよ。
どうしたら表示速度を高速化できるの?
ホームページの表示速度を高めたいと思っても、具体的にどう改善していけばいいのか戸惑っている人もいるのではないでしょうか。そのための方法にはいくつかポイントがありますので、わかりやすく解説していきたいと思います。
プラグインの見直し
WordPressは自由にプラグインを取り入れることができます。ただ、入れれば入れるほどページの表示速度が遅くなってしまいがちです。ファイルの読み込みなど処理をするのに、どうしても負荷がかかってしまいます。
WordPressのプラグインは本当に必要なものを見極めること、またプラグインのなかには高速化に適したものもあります。定期的にプラグインを、見直しホームページにとって最適な内容を選ぶようにしてくださいね。
画像のリサイズ
ホームページにとって画像をたくさん取り入れると大きな負担になってしまいます。できる限り画像は「フルサイズ」のものを避けるようにして調整しておきます。ただできれば画像は圧縮して保存しているほうが、ホームページに負荷がかかりにくくなります。
圧縮できるプラグインなどもあるので、一度画像のリサイズも試してみてくださいね。画像だけでなくキャッシュやコードも圧縮しておくのをおすすめします。
広告の量を見直す
ホームページのトップ画面に広告を表示させる設定をしている場合、表示速度に大きな影響を出してしまいます。広告が多いだけでユーザーによっても大きなストレスになりますし、離脱を早めてしまいます。もちろん、内容によっても違いますが、無駄な広告ばかりにならないように、一度見直してみてくださいね。
まとめ
ホームページの表示速度はちょっとした見直しで改善することもできます。表示するのに時間がかかる状態では、ユーザーにも大きなストレスをかけてしまったり、Googleからも評価されにくく順位を下げる原因にもなってしまいます。
競合とも比較しながらホームページの表示速度は遅くないか?定期的に確認するようにしておきましょう。どんなにこだわったホームページでも見てもらえなくては意味がありません。