ホームページの制作担当者が絶対にやってはいけないポイントとは。以前は設計や制作会社を選定するときのポイントを紹介しましたが、今回はホームページのデザインやコンテンツなどのより、イメージを決めるうえで重要な部分について、まとめてみました。サイト制作をするのがはじめての人も含め、満足できるデザインにするためにも、しっかりと押さえておきましょう
ホームページの印象を決めるデザインのポイントは
ホームページにとってデザインは、ユーザーに直接届く情報でもありとても重要なポイントになってきます。デザインの難しいところは、制作側にとってはしっかりと作り込んでいるつもりで、ユーザー目線にたったデザインになっていないケースもあります。デザインを決めるうえでのポイントを紹介していきたいと思います。
アニメーションを中心としたデザインになっている
ホームページを開いたときに、動画などを使ったアニメーションがあるとつい惹き込まれる人もいるのではないでしょうか。“目線を誘導する”意味ではとても有意義なのですが、あまりに過度に使いすぎてしまうと、どこを見ていいのかわからなくなってしまいます。画面の横からスライドしてくる動画などもあり、読んでいる途中で表示されて困った経験もあるのではないでしょうか。ユーザーは何かしら目的を持ってホームページを見ているのに、アニメーションの使いすぎで、わかりにくく伝わらないデザインになってしまっている可能性が考えられるのです。また、アニメーションでいきなり音が鳴るようなホームページも、ユーザーを驚かせてしまうので、おすすめしません。
文字のフォントや大きさが読みにくいデザイン
ウェブデザインで文字を小さく少ない印象にして、全体的にすっきりとしたデザインにするところも増えています。全体に文字が詰まっているよりも、余白部分が多くなると、シンプルにも見えますし、スタイリッシュな仕上がりになります。そのためつい文字が小さくなってしまいがちです。でも文字が小さすぎると読みにくくなってしまいますので、最低でも12ピクセル以上のサイズ感は維持するようにします。また、文字のフォントなどもあまりにこだわりすぎたものになると読みにくくなります。ページごとに文字の大きさやレイアウトが変わるなど、統一性のないデザインになってしまわないように、トンマナを整えたホームページに仕上げるようにしてくださいね。
ホームページのコンテンツのポイントは
ホームページにコンテンツを載せる企業も増え、ユーザーにより多くの情報を届ける手段としても知られています。重要度が高くなってきたコンテンツもただ、記事数を増やせばいいわけではありません。文章(テキスト)や画像を中心に制作しますが、いくつか注意点があります。コンテンツを自社で作る場合も、外注する場合もあると思います。必ずコンテンツに統一性をもたせる工夫をするようにしてください。
情報が不確かなコンテンツを制作してしまう
インターネットにはたくさんの情報が溢れていますが、なかには正しい情報を記載しているコンテンツもあれば、偽の情報を記載しているコンテンツもあります。コンテンツはただ記事数を増やすのではなく、ソースが確かな情報で記事を作らないと品質の低いココンテンツになってしまいます。引用元が本当に信用できる情報かどうかを、しっかりと確認するようにしてください。また、他のホームページの文章をコピペするだけのコンテンツにならないように、注意してください。オリジナルのコンテンツは、SEO対策にも重要です。
また、読みやすくするためにも、ただ文章を羅列させただけのコンテンツにならないようにしてください。箇条書きを入れるなど、パッと見たときに重要な部分がしっかりと伝わるような内容になるように意識してください。
画像サイズが大きいものは使わない
webサイトに掲載する写真について、できるだけ画質のいいものをとクオリティにこだわり過ぎてしまうケースもあります。正直、見た目はそこまで大きく変わりませんが、ページを開くときに容量が重くなってしまいページの表示速度が遅くなってしまいます。ユーザー側の視点に立ったときに、ホームページを開くのに重くなかなか開けない状態だと見るのを諦めてしまう人もいると思います。ユーザビリティを意識したときに、サクサク動くホームページであることは、思っている以上に重要です。
まとめ
ホームページを制作するうえで、デザインやコンテンツなどもしっかりと意識しておきましょう。商品やサービスについて伝えたいことがたくさんあるのはわかりますが、あまりに情報を詰め込みすぎてしまうと、ユーザーに伝わらなくなってしまいます。大切なことはホームページを通して、次のアクションを促すことです。目的にあったデザインになるように、さまざまな視点で考えるようにしましょう。