Project Overview
プロジェクト概要
売上推移を分解すると、新規注文の増加以上に、再購入の少なさと広告費の重さが利益を圧迫していました。単にツールを導入するのではなく、現場がどこで迷い、どの判断を人に残すかまで含めて業務を組み直す設定です。

Before
導入前の具体的な悩み
商品写真と説明が卸向け中心で、食べ方・贈答・定期購入の情報が不足。
その結果、商品は評価されるが、新規購入後の再購入が続かないという問題が表面化。忙しい人ほど個別対応が増え、改善のためのデータも残らない状態を想定しました。
最初のヒアリングでは、担当者の作業だけでなく、受付から完了までの情報の移動、例外処理、確認者、利用中の表計算・メール・既存システムを時系列で確認します。
Discovery & Design
課題の整理と改善設計
購入理由を自宅用、贈答、季節イベント、まとめ買いに分け、商品別の利益と再購入周期を分析。
改善案は、商品撮影、EC導線、広告、メール配信、購入分析を統合し、初回購入から再購入まで設計という方針です。AIやシステムに判断を丸投げせず、入力、整理、提案、人の承認、記録の役割を分けました。
業務を一度に置き換えると現場負担が増えるため、対象を1部署・1業務に絞った試作から開始。現行手順と並行運用し、時間、ミス、差し戻し、利用率を比較します。

Implementation
実装と運用のポイント
商品撮影、セット設計、LP、広告、メールを統合。購入後30日・60日の利用提案を自動配信。
運用開始前に、誰が確認し、どの状態を完了とするか、例外時にどこへ戻すかを画面と通知に反映します。管理者向けには処理件数だけでなく、修正された理由と未処理案件を確認できる一覧を用意します。
安全面・品質面では、値引き依存を避け、配信停止と在庫上限を連携。広告評価は売上ではなく粗利で実施。利用者向けの短い操作説明と、最初の1か月の週次レビューまでを導入範囲に含めます。
Outcome
改善後の業務と想定効果
初回販売だけでなく、食べ方提案から再購入まで設計できる状態を想定。
数値面では、EC売上を25%増加、90日以内の再購入率を8ポイント改善ことを目標値として設定します。これは実績値ではなく、現状データを取得したうえで検証する想定効果です。
効果判定は導入前2〜4週間と試行後を比較し、削減時間だけでなく、対応漏れ、差し戻し、現場の継続利用率も確認します。効果が出ない機能は残さず、手順か対象範囲を見直します。
Next
次のフェーズ
定期便、法人ギフト、卸先共同キャンペーンへ展開。
ただし拡張は、最初の対象業務で品質と運用負担を確認してから判断します。システムを増やすことを目的にせず、現場の時間と顧客体験の両方が改善する範囲だけを進めます。
初回相談では、現在の手順、使用中のツール、月間件数、困っている例外を確認し、試作対象と検証指標を1枚に整理します。
