最近は生成AIの普及もあって、情報商品や小さなアプリ、テンプレートのような「売れるもの」を個人や少人数の会社でも作れるようになりました。ところが、いざ販売しようとすると多くの方が同じところで立ち止まります。「どうやってお金を受け取るのか」という決済の部分です。

商品づくりには時間をかけたのに、決済の仕組みが用意できず販売開始が先延ばしになってしまう。これは本当によくある話です。そこで今回は、決済サービスとして広く使われている「Stripe(ストライプ)」を使い、最初の入金を受け取るまでの流れを順番に整理してご紹介します。専門的な開発をしなくても始められる方法を中心にまとめました。
目次
そもそもStripeとは何か
Stripeは、オンラインでクレジットカード決済などを受け付けるための決済サービスです。世界中の多くの企業やサービスで利用されており、日本国内でも法人・個人事業主が利用できます。
特徴として、専用の決済画面や請求リンクをつくる機能が用意されているため、ゼロから決済システムを開発しなくても、比較的短い準備で「お金を受け取れる状態」に近づけます。実店舗のレジのような大掛かりな仕組みを持たなくても、リンク一つで支払いを受けられる点が、小さく始めたい事業者にとって扱いやすいところです。
入金までの全体像を先に押さえる
細かい操作に入る前に、全体の流れを掴んでおくと迷いにくくなります。大きく分けると、次の順番で進みます。
1. アカウントを作る
まずはStripeの公式サイトからアカウントを登録します。メールアドレスとパスワードを設定し、事業に関する基本情報を入力していきます。
2. 本人確認・事業情報を登録する
実際にお金を受け取るには、事業者情報や本人確認、そして入金先となる銀行口座の登録が必要です。ここを済ませないと売上を受け取れないため、早めに対応しておくと安心です。
3. 商品・決済リンクを用意する
販売したい商品の名前と金額を登録し、支払いページや決済リンクを作成します。
4. お客様に案内して支払ってもらう
作成したリンクをメールやSNS、自社サイトなどで案内します。お客様がそのページで決済を完了すると、売上が計上されます。
5. 商品を渡し、入金を確認する
決済完了後にデータやサービスを渡し、あらかじめ決められたスケジュールで銀行口座に入金されます。
ステップごとの具体的な進め方
アカウント作成と初期設定
Stripeの公式サイトにアクセスし、アカウントを登録します。登録後は、事業の種類(個人か法人か)、事業内容、連絡先などを入力していきます。ここで入力する情報は、後で発行される領収書や決済画面にも関係してくるため、正確に記入しておくことをおすすめします。
最初のうちは「テストモード」と呼ばれる、実際のお金が動かない状態で操作を試せます。いきなり本番で失敗するのが不安な方は、まずテストモードで一連の流れを体験してから本番に移ると落ち着いて進められます。
本人確認と入金口座の登録
売上を実際に受け取るには、本人確認と入金先口座の登録が必要です。事業者情報や、場合によっては書類の提出を求められることがあります。この確認が完了していないと、支払いは受け付けられても入金がされない状態になりかねません。販売開始の直前ではなく、余裕を持って済ませておくのが安全です。
商品と決済リンクの作成
次に、売りたい商品を登録します。商品名、説明、金額を入力し、支払いページや決済リンクを作ります。Stripeには、コードを書かなくても支払いリンクを発行できる機能が用意されているため、Webサイトを持っていない方でも案内用のリンクを作れます。
金額の設定では、価格に消費税をどう扱うかを事前に整理しておくと、後の会計処理がスムーズになります。継続課金(毎月の会費など)にするのか、一度きりの購入にするのかも、この段階で決めておきましょう。
お客様への案内
リンクができたら、実際にお客様へ届けます。メールでの個別案内、SNSでの告知、自社サイトへの掲載など、方法はさまざまです。大切なのは、リンクをただ置くのではなく、「これを買うと何が手に入るのか」「支払い後にどうすればいいのか」を一緒に伝えることです。ここが不親切だと、興味を持ってもらえても購入まで進まないことがあります。
決済後の商品の渡し方を決めておく
意外と見落とされがちなのが、支払いが終わった後の流れです。情報商品やデータの場合、決済完了後にダウンロードリンクやファイルをどう届けるかを事前に決めておく必要があります。
最初のうちは、支払い完了の連絡を受けてから手動でメールを送る形でも十分に運用できます。数が増えてきたら、決済完了と同時に案内が届く仕組みを検討していけばよいでしょう。まずは確実に届けられる方法から始めるのが現実的です。
最初の一件を受け取る前に確認しておきたいこと
初めての入金を気持ちよく迎えるために、事前に確認しておきたい点をいくつか挙げておきます。
手数料の考え方
オンライン決済では、売上に対して所定の手数料がかかります。具体的な料率は各サービスの公式情報を必ず確認していただきたいのですが、価格を決める際には「手数料を差し引いた後にいくら残るか」を意識しておくと、後で慌てずに済みます。
入金のタイミング
決済が完了しても、その場で口座にお金が入るわけではありません。一定のサイクルで入金される仕組みになっているため、資金繰りを考えるうえでは入金スケジュールを把握しておくことが大切です。
テストで一度通してみる
本番に移る前に、テストモードで「作成したリンクを開き、支払い、完了画面が出る」までを自分で一度体験しておくと安心です。お客様目線で流れを確認できるため、案内文の改善点にも気づきやすくなります。
まずは小さく、確実に一件から
決済の仕組みと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実際にやってみると「商品を登録してリンクを作り、案内して、渡す」というシンプルな流れです。完璧な自動化を目指す前に、まずは一件、確実にお金を受け取れる状態を作ることが、次への大きな一歩になります。
作った商品が眠ったままにならないよう、決済という最後の一歩をぜひ形にしてみてください。小さく始めて、運用しながら整えていけば十分です。
「自社の商品をどう売って、どう入金まで届けるか」を具体的に整理したい方は、よろしければ一度ご相談ください。現状に合わせて、無理のない始め方を一緒に考えます。
30分相談:https://beak-promo.jp/contact/

