格安HP制作サービスは本当にダメなのか？

ウェブサイトをできるだけ安くコストを抑えたいと思う人が多いのではないでしょうか。でも安いホームページになると、理想通りのものが出来上がらないなど、失敗してしまうのではないかと不安に思っている人もいるかもしれません。そもそも安いホームページだから失敗するわけではありません。では、どうして失敗することがあるのでしょうか。その原因について、詳しく紹介していきたいと思います。

ホームページ制作費用が安いと低品質になる？

webサイトを安く制作します！などの謳い文句を見かけたこともあると思います。安かろう悪かろうになってしまうケースもあり、満足のできない仕上がりになってしまうこともあります。実績の少ない制作会社やフリーランスなど、とにかく安く仕事を受注して仕事を受けているケースによく見かけます。

価格を下げないと仕事が入ってこない、たたき売りの状態になってしまっているケースもあります。ホームページは企業にとっての顔にもなります。もし安いだけの理由で実績の少ない業者に依頼するのであれば、あまりおすすめはしません。安い単価なのだからこの程度の仕事で問題ないと考えてしまうケースもあり、満足のできる仕上がりにならないケースも多いためです。

発注後に後悔しないためには

web制作のすべてを任せるのではなく、部分的に依頼することで解決できる場合もあります。あくまでもアシスタント的な要素を任せるようにして、繁忙期で忙しい時期に依頼して負担を減らしたいときだけ利用するという選択もあります。

格安サイト制作会社に依頼するときは、先にリスクを知っておく

費用を抑えてホームページを作る場合、フリーランスや個人事業主をまず始めに思い浮かべる人もいるかもしれません。フリーランスや個人事業主は一般的な会社とは違い、すべての作業を自分で行います。そのため、制作以外の費用がかかりにくい特徴があります。ただ、一言でホームページ制作といっても、安全性やクオリティに差があるのも事実です。

また、せっかく仕事を依頼しても、途中で音信不通になってしまうなど連絡が途絶えてしまうケースもあります。担当者が体調を崩したときなど何かしら事情があったとはいえ、その間の制作が止まってしまうことになるのです。副業でホームページ制作をしている人もいますし、依頼してみないとわからない問題などもあります。

フリーランスといえども仕事を受注しているのは変わりません。そのため依頼時に契約書を交わすなど、事前にどのような人物かを把握しておくと安心です。特にホームページ制作は大きなお金が動きます。途中で連絡が通じなくなれば一から別の業者に依頼しなくてはいけなくなるなど、大きなリスクを負うことになってしまいます。残念ながらフリーランスや個人事業主との取引は、法人契約と比較し圧倒的にトラブルが発生しやすい事実があります。

クオリティやサービスに過度な期待はNG

安いホームページによく見かけるのが、ある程度デザインを決めてしまったパターン化したものを使いまわしているケースです。実際に業種ごとに検索してみると、中身こそ違うものの、似たようなデザインのホームページばかりになっていることがあります。基本のパターンが決まっているので、ゼロから制作するよりもコストがかからないのです。写真やテキストを差し替えるだけになっているため、安く制作できます。

とはいえ、世の中にあるホームページの多くがテンプレートを使っていることもあり、底まで気にしなくてもいいかもしれません。ただ、企業によっても目的は違いますし、扱っている商品やサービスも違います。決められた構成なのもあり、伝わるのも限界があります。ユーザーを意識したホームページとはいえないケースもあります。

また、ワードプレスなどのシステムをパターン化したものもあります。管理がしやすく扱いやすい特徴もありますが、デザイン面の縛りが出てしまうことや自由度はなくなってしまいます。そのため費用面はかなり抑えられますが、広告を表示させないなどの機能を追加するときに、別途費用がかかることもあります。

「こうしたい」等、カスタマイズは基本通らない

カスタマイズが必要になったときに、どの程度対応してくれるのかどうか確認しておくことも必要です。なかにはカスタマイズには対応していないケースもあります。仕上がったホームページを見て、満足できないこともあると思いますが、格安制作サービスは「技術力が低い＝できることが少ない＝安い」と言えますので、事前に希望に沿うホームページができるのか確認をしておきましょう。

まとめ

安いホームページ制作会社に依頼すると失敗すると言われていますが、すべてがそうとも限りません。なかには安くてもしっかりとした仕事をしてくれる場合もあります。そのため、値段だけで決められることではないのですが、どうして安いのかはしっかりと考えるようにしてください。

結局、作り直し、修正が必要になればその分の費用がかかることになります。安心して任せられるかどうかも含め制作会社を決定することが大切です。ホームページを運用するのは簡単なことではないからこそ、妥協しない業者選びをすべきではないでしょうか。