
ユーザーがGoogleで検索する場合、必ずその意図が隠れています。検索を通して知りたいこと、解決したいと思うことがあるからこそ調べているのです。検索意図について具体的にどのような内容が考えられるのでしょうか。ホームページを作るためにも、まずはユーザーが検索するために使用した「クエリ(検索ワード)の基本となる情報を把握しましょう。
ホームページ構築で覚えておきたいクエリとは
ホームページを構築するうえで、必ず必要になってくるのが検索ワードのクエリです。データベース管理システムに対して、検索の処理を行うように求めた“命令文”というとわかりやすいのではないでしょうか。データベースの違いによっても種類が変わってきます。なかには、それってキーワードのこと?と思う人もいるかもしれません。似ているようで、検索エンジンとの関係性の有無による違いがあります。検索クエリとは、検索エンジンと関わることによって呼ばれるようになります。キーワードは検索エンジンに関わらず存在していますし、明確には違った役割を持っているものです。
検索クエリの違いを解説
ユーザーが検索するときに使用するキーワードになり、大きく分けて「Know」「Go」「Do」「Buy」クエリに分類されています。
それぞれのクエリにどんな違いがあるのか、検索意図も含めて把握する必要があります。
Know
特定の事柄に対して“知りたい”を示すキーワードになります。ユーザーが知りたい内容を検索クエリとして入力し調べています。この特性からも“情報型クエリ”と呼ばれることもあります。ユーザーにとって検索ワードの答えを探しているため、ホームページにはその答えとなる内容を記載している必要があります。情報の正確性が求められるのはもちろん、誰が読んでもわかりやすい文章で説明しなくてはいけません。
Go
特定の場所に“行きたい”ときに使うキーワードになります。例えばユーザーがなんとなく調べ物をしているのではなく、明確な目的があって検索している状態をいいます。そのため求めている情報がすぐに表示されるかどうかです。この特性もあり案内型の“ナビゲーションクエリ”と呼ばれることもあります。指名検索や移動手段などを調べるときに使います。誰もが知っているような知名度の高いクエリを検索していきます。
Do
ユーザーが“行動したい”ときの意図を示すキーワードになります。検索するということは、前向きな行動意欲を持っている状態になるので、検索さえしてもらえれば購買に繋がると考えられています。いかにDoクエリを使って、ユーザーの欲求を満たせるかどうかです。企業のなかでも重視している部分になり取引型の“トランザクショナルクエリ”と呼ばれることもあります。成約率の高さは他のクエリよりもダントツです。
Buy
ユーザーが“買いたい”と思ったときに使うクエリです。気になっている商品やサービスがそれだけの価値があるのかを示すものになり、高額な商品やサービスほど難易度も高くなります。主に購入に絞ったものになり、高い成約率が期待できる方法としても知られています。主なBuyクエリは商品名や口コミなどで検索されることが多く、そこで納得できれば購入に繋げることも十分にできると思います。動線はわかりやすくしておくと、売上にも繋がりやすくなるといわれています。
検索クエリで成約率を高めるためのポイントは?
検索クエリで結果を出したいと思っても、いきなりすべてのクエリを行うのは簡単な話ではないと思います。成約率を高めるにはどうしたらいいのかポイントを紹介します。
・優先して取り組むクエリを決める
検索クエリに取り組む際、まずは優先するものを決めるようにしましょう。成約率を高める意味でもDoとBuyクエリから始めたほうが、結果を実感しやすくなると思います。いずれかに対応できるページがあれば集客や収益化につなげられると思います。その後、Knowクエリに挑戦し最後にGoクエリと続けていきましょう。よっぽど理由がない限りはこの手順で進めておくと覚えておきましょう。
・使わない検索クエリは除外する
検索クエリで広告を出すときなど、関係のないものまで拾い上げてしまうこともあります。ユーザーが検索している意図とは違った広告になってしまうので、余計な費用が発生することも考えられます。関係ない検索クエリや狙っていないクエリのときは、思い切って除外しておき無駄なクリックにならないようにしておきましょう。
まとめ
クエリはユーザーがどうしてこの検索をしたのか知るためにも必要です。検索クエリの重要性はわかっていても、何から始めていいのか戸惑うこともあるかもしれません。具体的な対策も含め必要な検索クエリを使って、集客や購買につなげていけるようにしましょう。「Know」「Go」「Do」「Buy」それぞれ異なった意図をもった検索クエリになります。特徴を理解することで成約率の向上にも最適です。