現在岩手県を含め、ほとんどの企業がホームぺージ(WEBサイト)を保有していますが、その中でスマホやタブレットに対応しているサイトはどれほどあるのでしょうか?最近浸透してきたこの「レスポンシブデザイン」についての説明と、レスポンシブデザインのメリット・デメリットをまとめてみました。
レスポンシブデザインとは
パソコンで見たサイトをスマホで見ると、文字や画像が小さくてすごく見づらい…といった経験はありませんか?2010年以前、スマートフォンが普及するまでの時期に作られたホームページには、このレスポンシブデザインはほとんど適応されていませんでした。
その後スマホやタブレットの爆発的な普及に伴い、PCやスマホ、タブレットなどの異なる端末でサイトを閲覧した際、それぞれ異なる画面サイズを設定し、レイアウトやデザインを自動で最適化できるようになりました。これがレスポンシブデザインと呼ばれるようになりました。
レスポンシブデザインのメリット
このレスポンシブデザインで制作されたホームページは、どんなメリットがあるのでしょうか。
「スマホ社会」の現代に適応
IT技術の革新が進む昨今、特にスマートフォンは著しく社会の中に浸透しています。スマートフォンの普及率は、2017年6月時点で77.5%を超え、国民の4人に3人が所有しているとても身近な存在となりました。特に若者世代ではそのほとんどがスマホを活用しビジネスからプライベートな情報に触れており、スマホで情報を取得できないものには最早知られることは無くなりました。例えば求人情報ひとつとっても、スマホ対応されていないホームページを持つ会社はその時点で弾かれますし、サイトを持たない飲食店は選択肢にも入りません。
そのため、世界の主要企業の8割がスマートフォンに対応したホームページに切り替えを行っています。
ひと昔まではホームページをもっていれば「良し」という時代でしたが、現在はスマホ対応されていないだけで競争から脱落してしまうのです。
一つの作業で、各デバイスに最適化表示される。
PC用、スマホ用、タブレット用などに分けて情報を投稿・編集する必要がなく、一つの作業でそれぞれの画面に最適化されるようになります。普段の更新作業も非常に楽ちんです。
表示URLの統一化
もちろんサーバ上に1つのhtmlファイルとなりますので、全てのデバイスで同一URLとして表示されます。
レスポンシブデザインのデメリット
デバイスごとの細かい設定が難しい
PCとスマホでは、活用シーンが違う場合があり、それぞれに異なる設定を行いたい場合がありますが、レスポンシブは1つのhtmlファイルを編集するスタイルのため、デバイスごとに大きな挙動の違いを出すことができません。
最初の設計で大枠が決まる
レスポンシブデザインはWEBサイト完成後には非常に簡易的の編集作業で済みますが、様々なデバイスに適応させるため、最初の設計やデザインは慎重に行う必要があります。
まとめ
レスポンシブデザインでは、表示や作業面で優位性があるものの、各デバイスに特化した挙動は難しいという一面もみられました。ホームページで何をしたいかなどをはっきりさせた上で制作を進行する必要があります。
スマホ対応は、この時代のWEB戦略として欠かせないものですので、是非この記事を参考にサイト制作を行ってください。