ユーザー視点を基軸に訴求内容を検討する

ホームページのトレンドは常に変化しているからこそ、定期的なサイトのリニューアルが必要です。でもサイトのリニューアルといわれると表面的な部分だけを修正するものだと思ってしまうかもしれません。サイトのリニューアルで確かな結果を出す為にもユーザー目線に立ってリニューアルについて考える必要があります。

ユーザー視点でUIとUXを見直すこと

ホームページのデザインを考えるときに、見た目にばかりこだわっていませんか。決して間違えていることではないのですが“効果的な改善”は見込めません。ホームページで一番重要な顧客目線が含まれていないのです。ホームページのデザインについて学んでいる人のなかには、UI(ユーザーインターフェイス)とUX(ユーザーエクスペリエンス)という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

UIはホームページのデザインや文章になり、ユーザーからの印象を決める重要なポイントです。これに対しUXはユーザー自身の体験になります。例えば視覚性に優れた見やすいホームページなどがUXです。両者には深い関係があり、いずれかが欠けてもユーザーにとって有益なホームページになるとはいえません。

ユーザー体験をおざなりにしているホームページとは

ユーザー体験をおざなりにしているホームページにはこんな特徴があります。

ページの表示速度が遅い

ホームページのデザインとは無関係だと思って後回しにしてしまう人も多いのですが、表示速度が遅いとユーザーにとってはストレスを与える現任になります。Googleの予測によるとページを表示させる速度が1秒から5秒になるだけで、直帰率が90%上昇するともいわれています。ホームページが重くなる原因の一つに動きのあるデザインを取り入れたり、写真などの素材を使いすぎている可能性があります。

モバイルユーザー非対応

多くのユーザーはPCよりもスマホで閲覧している人が多いといわれています。ほとんどの消費者がスマホを持っている今、モバイル端末の最適化に適したデザインかどうかも、Googleの評価を決めるうえでも重要なポイントになります。Googleではモバイルファーストインデックスという取り組みをはじめており、対策をしているホームページを優先的にランキングに表示するとしています。今後その需要はより高くなるといわれています。

ユーザー目線のコンテンツかどうか

ホームページにコンテンツを作る場合、本当にユーザーの求めている有益な情報が含まれれているコンテンツかどうかも重要になります。例えば専門用語が多く誰でもわかる内容でないコンテンツになっていないか?ユーザー目線で考えたときに満足できるコンテンツになっているのかなど、リニューアルのタイミングで見直すのをおすすめします。

まずはホームページの現状を把握する

ユーザー体験を考えるのも重要ですが、まずは自分のホームページの現状を把握したうえでどんな改善が必要なのか、問題点を明確にして行くことも必要です。そのために必要な目標の見直しや定量データ・定性データについて説明します。

目標の見直し

まずは目標について一度見直してみてください。目標の内容は適切なのか、それに対してどのような改善が必要なのかは、そのホームページによっても変わります。いきなりデザインから変えようとしてしまうと、出費ばかりがかさむだけで問題点の改善にはなりません。まずは目標の見直しから、数値の洗い出し、分析も必要です。

チームで共通しやすい定量データ

数値化されたデータは他の人にも共有しやすく、問題の改善にも繋がります。例えば「アクセス分析」などもその一つです。どんなユーザーがホームページを閲覧しているのか?年齢や性別、行動などから分析してきます。CV数が達成したのかも分析してみるといいですね。

ユーザーの声に耳を傾ける定性データ

数字だけではわからない、ユーザーの声に耳を傾けると新しい発見ができることもあります。自社の商品やサービスを利用したユーザーだからこそ新しい課題の発見に繋がることもあります。そのためには、個人の深層心理を引き出す「デプスインタビュー」や、ホームページを訪れたユーザーがどんな行動をしているのか分析した「ヒートマップ」などもあります。ユーザーの細かな動きを把握できる分、ホームページの改善に繋がります。課題をより明確にしたいときに使える手法です。

まとめ

ホームページのリニューアルは表面上だけの問題ではなく、ユーザーによってより満足度の高い体験ができるかどうかも重要な鍵となってきます。ユーザーにどんな情報を届けたいのか?またどんな行動に繋げたいのかも含め、目標からの見直しも必要です。ホームページのリニューアルをチャンスと捉え、今までの状況・現状を把握したうえで改善点を探してみてください。ホームページのリニューアルを何のために行うのか?今一度考えてみると答えが出てくるはずです。

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