「指名検索」というフレーズを聞いたことがありますか。せっかくホームページを作っても、Google検索のアルゴリズムの影響を受けてしまい順位が下がってしまった経験があるかもしれません。指名検索とはどんなものなのか?メリットや具体的な方法についても含め、解説していきたいと思います。
指名検索とは?
指名検索は、Googleを使って検索するときに、以下のポイントを押さえて行う方法です。
・ブランド名
・会社名
・メディア名
・商品の名前、型番
などの特定の名詞を使って検索します。
それだけブランドに知名度がある証拠でもあるのですが、欲しい商品名で検索するのではなく、ブランド名で検索することを“指名検索”といいます。
SEO対策に力を入れている企業が多いものの、指名検索については盲点になっていることも少なくありません。指名検索からホームページに流入する場合CVRも高い傾向にあり、購入や申し込みにつながるケースも多いとされているのです。
ちなみに現在の指名検索数を確認したいときは「Googleサーチコンソール」を使います。Googleが提供している分析ツールになり、表示回数や順位推移なども確認できます。
指名検索のメリット・デメリット
指名検索に挑戦したいと思っていても、ユーザーが増えない…そんな思いをしているかもしれません。指名検索を増やすメリットやデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
メリット1:検索順位が急激に下がる心配がない
指名検索は、Google検索のアルゴリズムの影響を受けにくいといわれています。定期的にアップデートされていますし、正確な時期はわかりません。今まで上位にいても急に順位が下がってしまうことがあります。SEO対策重視だとアップデートの影響を受けてしまうため、指名検索も同時に対策する必要があります。どんな意図で検索しているのかが明確なので、アップデートの影響を受けにくいメリットがあります。
メリット2:CVRが高く購買してもらいやすい
指名検索の場合、もともとその商品名を知っている人がほとんどだと思います。そのためある程度の興味を持っていて、購入するための検索をしている場合が多いのです。指名検索でホームページを訪れたユーザーに対して適切なアプローチができているかどうかによっても、結果が変わってきます。訪問後、商品購入やサービスの申し込みなど何につなげたいのか、そのためのスムーズな導線づくりも必要になってきます。
メリット3:Googleからの信頼が高まる
指名検索数はSEOにとっても重要な要素になってきます。実際に企業名や商品名で検索されている頻度が多いと「認知度が高い」と判断してもらえるようになり、信頼度も高まってきます。Googleからの信頼を高めたいと考えている人にとっても、指名検索数をいかに増やすかが大きな課題ともいえるのではないでしょうか。
デメリット:他のホームページに流入してしまう可能性がある
指名検索した結果で1位が獲得できていないと、他のホームページに流れてしまうこともあります。自分が求めていた情報がないと判断されることがないように、工夫することも大切です。間違えた情報を受け取ってしまえば、自社で伝えたい内容とはいえなくなってしまうことも。指名検索で1位を獲得することが、イメージを守りユーザーに対して正しい情報を伝えるためにも、重要な部分になるのです。
指名検索を増やすための施策とは?
指名検索を増やすための、具体的な施策を紹介します。簡単に指名検索を増やせるものではないのですが、コツコツ積み上げていくことで増やせるはずです。できそうな施策から挑戦してみるといいかもしれません。
検索ワードと関連性の高いホームページ作り
Googleサーチコンソールを使って、どのようなキーワードを使って検索しているのか確認できます。この検索ワードとの関連性が高くなるようなホームページを作りましょう。検索ワードをタイトルに使うのも、魅力を伝えることにつながります。有益なコンテンツを作り、いかに満足度を高められるかを意識していきましょう。
SNSを使って認知度を高めていく
SNSの運用に力を入れると、自社ブランドの認知度を向上させることにつながります。現在はスマホの普及に伴い、SNS利用者も増えていますし、情報発信の場としても重要な役割を果たしています。ユーザーとのコミュニケーション手段にもなること、信頼性を高めることにもつながります。いかにユーザーにささる内容になっているかどうか、ただ情報を発信するだけのツールにならないように注意しましょう。
予算があるなら広告を出す方法も
指名検索を増やすために、まずはブランドや商品の知名度を高める必要があります。そのためWEB広告を出稿して露出の回数を増やしていきましょう。費用的な負担もあるので、予算と相談しながら決めていくのがポイントです。
まとめ
指名検索を使ってGoogleのアルゴリズムから影響を受けにくいホームページ作りをしていきましょう。いかにユーザーが求めている情報が含まれているかどうか、満足度を高めることも指名検索には大切です。